先史遺物の中で、最も我々の目を引く美しき土器があります。それは、紅陶と彩陶であります。
赤く光る表面と独特の茄子の形をした文様、多様で洒落た形態は我らの耳目を集中させるに足ります。
先史の人びとはこのような洒落た土器をなぜ、どのように作り、どこに使用したのでしょうか。
今回の展示はその質問の答えを探る過程であります。
国立晋州博物館は2020年初の特別展として、<光 × 色 = 紅陶 × 彩陶>を開催します。
紅陶と彩陶は慶尚南道の西部を育む南江流域の中心都市である晋州を代表する遺物であり、
国立晋州博物館は紅陶と彩陶をどこよりも多く所蔵し展示しています。
そのゆえ、今回、紅陶と彩陶の美しさを紹介する特別展を企画するようになりました。
紅陶と彩陶の中心地の中で広がる二つの土器の物語へと皆様をご招待いたします。